膝にできるガングリオン

ガングリオンは膝にもよく発生します。
膝の裏側にできる膝窩部ガングリオンは、プロゴルファーの丸山茂樹さんが
発症し、これが原因で不調だったとニュースで報じられていたので、
ご存知の方も多いのでしょうか。

そして膝の関節にできる膝関節ガングリオンや膝の半月板にできる
膝半月板ガングリオンなどもあります。

膝にガングリオンができ、それが大きくなった場合、膝の曲げ伸ばしや、
運動などによって他部位の痛みに繋がります。

特に、膝半月板ガングリオンは、膝のクッションの役割をしている
半月板付近にできるので、半月板がクッションの役割を十分に果たせず、
膝に負荷をかけて痛みを伴います。

特に痛みがないようなら、放置しても大丈夫ですが、
膝という部位の事を考えると、膝の曲げ伸ばしなどで圧迫されるため、
のちのち痛みが生じる可能性が高いので早めの治療をお勧めします。

治療は、穿刺治療(注射吸引)、手術、レーザー治療などがあります。

穿刺治療は太目の針で、ゼリー状の液体を吸引するため、
かなりの痛みが伴い、再発の可能性も高いとされています。

再発を繰り返す場合は、手術での除去をお勧めします。
レーザー治療は、痛みも少なく、再発性も穿刺治療に比べ少ない
とされていますが、治療費が穿刺治療に比べ高額です。

ガングリオンの原因は、関節の袋部分がたわんでそこにゼリー状の
液体が溜まるためといわれていますが、現在のところ、はっきりとした
原因は解明されていません。そのため、予防法がありません。

しかし、予防はできなくても改善は見込めますので
自分で潰したりしようとせず、しっかりと治療を受ける事を
おすすめします。