ガングリオンの受診は皮膚科か整形外科
特に痛みもなく、いつの間にかできているコブ状のガングリオン。
「痛みはないけど、違和感があるし、どうにかしたい。」
そんな時は、皮膚科か整形外科を受診しましょう。
ガングリオンは、原因不明の良性腫瘍で米粒大からピンポン玉大以上と、
大きさにばらつきがあります。
大きくなっていくと、神経や腱の回りにできやすいため、
神経や腱を圧迫して痛みを伴う可能性もあります。
ガングリオンの治療で、皮膚科や整形外科を受診すると、
まずはじめにガングリオンかどうかの診断からはいります。
患部に注射器を刺し、ゼリー状の液体がでるかどうかで判断されます。
ゼリー状の液体がでればガングリオンです。
ガングリオンの治療は、注射で吸引する穿刺治療や手術除去、
レーザー治療などがあります。基本は良性腫瘍なので、
痛みが伴わなければ経過観察をとられることが多いようです。
穿刺治療・手術除去がポピュラーで良く行われているようですが、
穿刺治療は、激しい痛みがあり、ゼリー状の液体を抜き取ったあとの
袋が残ってしまうため、再発性が高いと言われています。
手術除去ですと、手首などにできていた場合、手術痕が残り、
場所にもよりますが周りの視線が気になったりということが
あるようです。
再発や手術痕が気になるようでしたら、整形外科でレーザー治療を
受けることおすすめします。整形外科でのレーザー治療ですと、
痛みもなく再発性も穿刺治療や手術より低く、傷痕も残りません。
しかし、穿刺治療や手術と違い、数回の施行が必要となります。
いずれにせよ、皮膚科や整形外科の医師と、どう治療していくかを
相談する必要があります。