ガングリオンの再発

ガングリオンは、再発性が高く何回でもできる腫瘍です。
原因も現在のところ、はっきりとされておらず、予防法もない状態なのが
現状です。

しかし、ガングリオンは良性腫瘍で、何度再発しても悪性には変わらない
ことがわかっているため、痛みや痺れ、違和感など日常生活に支障がない場合は、
放置しておくことも可能です。

ガングリオンが痛い、痺れがある、違和感や不快感などがある。
そんな場合は、病院での治療を行いましょう。ガングリオンが大きくなり、
神経や腱を圧迫している可能性があります。

病院でのガングリオン治療は大きく3つ。

穿刺治療は、注射器でふくらみの原因となっている粘液を吸引します。
穿刺治療には、激しい痛みが伴い、再発する危険性も高いですが、5分程度の
処置で終わり、代金も1000〜2000円程度ですみます。

手術除去は、部分麻酔でガングリオンの袋ごと除去します。
数十分から1時間程度の手術で、日帰りも可能ですが、手術跡が残り、
術後に腫れや熱などの症状が起こる可能性もあります。代金は数万円前後です。

レーザー治療は、患部にレーザーを当てて除去します。
3〜4回の施行が必要で、1〜2ヶ月通院することになりますが、再発する危険性は
穿刺治療より低く、代金も1回1000円以下と、手術にくらべ比較的安価ですみます。

ガングリオンはできる原因が不明なため、根絶治療が確立されていません。
よって再発の可能性は捨て切れませんが、痛みなどを伴う場合は病院での処置が
必要となってきます。