ガングリオンの症状

ガングリオンの症状

ガングリオンをご存知ですか？
なんだか戦隊ものの名前みたいですが、どちらかというと私たちに
とっては正義のヒーローではなく、悪の手先といった感じです。

ガングリオンとは、手首や手の甲、足首、膝などに現れる、
円形の米粒大からピンポン玉大ぐらいになる腫瘍で、若い女性に
多くみられます。

ガングリオンは、手を良く使う人がかかりやすいとされていて、
関節の使いすぎが疑われているようですが、現在のところ、
ガングリオンが何故できるのかなど詳しい原因は解明されていません。

症状は特になく、痛みも伴わない良性腫瘍なので、放置していても
自然治癒が望めるものです。

しかし、神経や腱などを圧迫し痛みや痺れ、違和感などという症状が
でることもあります。

日常生活に支障をきたすような症状が出た場合、早めに病院で治療する
ようにしましょう。ガングリオンがそのまま大きくなり、神経や腱を
更に圧迫し続けると、激痛を伴う症状が起こりえます。

ガングリオンの治療は、症状により変わります。
痛みもなく、生活に支障がないような症状の場合は、経過観察ということで、
定期的に医師に見てもらいます。特に何もしないで、経過を見るだけです。

痛みがあったり、生活に支障があるような症状ですと、
膨らみの原因であるゼリー状の粘液を除去するため、穿刺治療（注射器で吸引）
や手術、レーザー治療などを行います。

ガングリオンは放置しても特に問題はありませんが、痛みや痺れなどを
伴う場合は、放置せずにきちんと医師の診察を受け完治させるように
しましょう。