ガングリオンの原因
手首や腕、足などの関節の近くにポコッとコブのようなものが
突然できたことはありませんか?触ってみると、なんだか硬いような
硬くないような、軟骨みたいなコブ。何が原因でできたかもわからない。
まさか、悪性腫じゃないかと不安になったりしますよね。
このコブは、ガングリオン(結節腫)といい、ゼリー状の液体が溜まることが原因でできる、良性腫瘍です。
ガングリオンの発生は若い女性に多くみられ、昔、修道女が良くできたことから、海外では聖書ダコともいわれています。
ガングリオンが腱や神経を圧迫することが原因で痛みが伴うこともあり、
痛みがある場合は、注射吸引や手術などの治療でゼリー状の液体を
取り除く必要があります。
もちろん良性腫瘍なので、自然になくなることもあります。
ただ、ガングリオンは治療しても自然になくなっても、再発する
恐れが強いことで知られています。
ガングリオンは、現在のところ何故できるのか原因がはっきりしていません。
再発する原因も解明されていないのです。
「ゼリー状の液体が入っているだけなら、自分でつぶせるだろう」
と、つぶし方を調べて行う方もいらっしゃるようですが、
圧迫したり硬いもので叩いたりして、その場では一時的に
無くなる場合もありますが、それは完全な治療ではなく、
治癒にはなりませんので、どうしても気になるようでしたら病院で
治療を行ってください。
自分で対処すると、激痛を伴ったり、部位によっては骨や神経に
悪影響を与え、二次障害を起こす原因にもなる可能性があるので、
避けましょう。
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