ガングリオンの治療法

「なんだかコリコリしたコブ状の腫瘍がある・・・。」
「そのコブはガングリオンと言うそうだ。」
「ガングリオンは治療した方がいいのかな、治療法はどんなものなのかな。」

ガングリオンは原因不明の腫瘍です。
良性腫瘍のため、治療せずに放置していてもなんら問題はありません。
しかし、痛みを伴ったり、違和感を覚えたりと、日常生活に支障をきたす
ようならば治療を行ったほうがよいでしょう。

ガングリオンの治療法は、主に経過観察・穿刺治療法・手術・レーザー治療法です。

経過観察は、何回か通院して様子を見ます。自然に小さくなっていくこともあります。
大きくなったり、痛みを伴うようになった場合、穿刺治療法や手術・レーザ治療法へ
切り換えます。

穿刺治療法は、注射器でガングリオンの原因であるゼリー状の液体を吸引します。
神経や腱の近くですので、かなりの痛みを伴う治療法ですが、短時間で簡単に
治療できます。

手術は、穿刺治療法を行っても何回も再発する場合に行われるようです。
患部付近のみの麻酔で、時間も数十分から1〜2時間程度で終了できますが、
手術痕がのこります。

レーザー治療法は、ガングリオンにレーザーを当てていきます。
痛みもなく比較的再発しにくいのが特徴ですが、3〜4回の施行を行う
必要があります。また、治療費も穿刺治療とくらべ若干高額です。

民間療法で、ガングリオンを叩いてつぶすというものもありますが、
骨折や打撲などの原因にもなりますのでおすすめはしません。

ガングリオンは特に難しい治療法というわけではないので、
あまり心配されず、病院を受診してください。